K様邸(日進市竹の山)
建物種別/鉄骨ALCパネル造り6階建て
築年数/16年
工事期間/約1ヶ月
リフォーム完成/2023年1月
今回リフォームした所
●屋上防水(塩ビシート防水)
●ルーフバルコニー防水(ウレタン塗膜防水)
ビフォーアフター
Q1.リフォームのきっかけは?
弊社ビルも築16年が経過し、今回は、 屋上防水や外壁塗装の大規模修繕工事をすることになりました。数年前から、いろいろな業者さんからご提案があり、検討はしていた のですが、コロナ禍ということもあって延び延びになっていました。
工事費用のことはもちろんですが、お付き合いの関係もあって、 どちらの業者さんに頼んだらいいのかが悩みのタネでした。しかし、劣化状況は年々進んでいくので、大事になる前にと思い、 二つの会社にお願いすることにしました。外壁塗装は、以前から頼まれていた仕事関係先の業者さんにお願いして、屋上とバルコニーの防水工事は、サンリツホームさんにお願いすることにしました。
Q2.サンリツホームに工事を依頼したのはなぜですか?
今回の工事は、 分離発注になってしまい申し訳ないと思いましたが、 サンリツホームさんとは30年以上前からのお付き合いなので、何でも気軽に相談することができます。3年前の大型台風による漏水被害のときにも、工事はもち ろんのこと、火災保険の申請や入居者への対応まで全てお任せすることができて、とても助かりました。
Q3.何かお気付きの点や、感想などがございましたらお願いします。
今回の工事でも、屋上に設置してある携帯電話の基地局(アンテナ設備)の件で、 配管移設の手続きなどが面倒だったと 思いますが、 何のトラブルもなく完成することができました。また、他社にお願いした外壁塗装の工事とも、しっかりと連携をとっていただけたので、 予定通りに工事が進み本当に感謝しています。これからもいろいろとお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
リフォームのポイント
屋上とバルコニーの防水工事 経年劣化部分の改修に加え 絡み合う工事日程を最適に調整
今回ご依頼いただきました工事は、 屋上とバルコニーの防水工事です。郭様邸は、6階建て鉄骨ALCパネル造りで、1階は店舗、2階から5階までが賃貸マンションで6階部分が住居になったビルです。
新築時には、屋上が加硫ゴムシート防水で、6階のルーフバルコニーは、加硫ゴムシート+シンダーコンクリート+長尺塩ビシートの防水でした。そこで今回は、 屋上部分に田島ルーフィング社の塩化ビニル樹脂系シート防水を接着工法で施工しました。この塩ビシートは、耐候性や耐水性に優れ、公共施設のプールにも使用されるほどです。耐候年数は、約16年から18年ですので、次回の大規模改修工事までは、十分に機能を果たしてくれると思います。
6階のルーフバルコニーは、ウレタン塗膜の通気緩衝工法で施工しました。既設の長尺塩ビシートの上にウレタン塗膜を一層塗り、絶縁シートを貼ってから、再度ウレタン塗膜防水で仕上げました。ウレタン塗膜防水の耐候年数は、約10年から12年ですが、5年程度で一度トップコートを塗布することにより、塩ビシート防水と同等の耐候年数が期待できます。
防水工事は、既設の防水仕様や劣化状況によって、素材や施工方法が異なりますので、 経験豊富な専門家に相談されることをお勧めいたします。今回の工事では、NTTドコモと楽天モバイルの基地局が設置されており、お互いの工事日程調整が難しくて工期が長くなってしまいましたが、 予定通りに完工することができたので、K様にも喜んでいただくことができました。
(※画像は担当の石田部長)